『モノラル虹彩』


【モノラル虹彩】 16/06/27 公開
http://www.freem.ne.jp/win/game/12137

3作目の「かげぼうし」から、
ちょうど11ヶ月での新作となりました。

ノベルゲーム制作にあたり、
伸びろ伸びろという気持ちは一切ありません。
ただ、ひとりでも多くの人に読んで頂きたいので、
こっそりと様々な人に読まれる物語になるといいな、
なんてことを心から願っています。

よろしくお願い致します。



※ 以降ネタバレ、プレイ済みの方のみご覧ください。











「向こう側に迫り出していた夏が見えない。」という一文。
この物語は、文章的な意味合いでも、本質的な意味合いに
おいても、この文章から始まります。

以前、Twitterにて簡単なアンケートを取りました。
詳細は下記URLをご覧ください。
https://twitter.com/C2BD3D/status/720183932772192256

単純に、物書きさんが何から創り始めるのか。
はっきり言って意外でした。
ノベルゲームというライトユーザー向けのコンテンツにおいて
まさか、「ストーリーの起承転結」が最も多くを占めるとは
考えていませんでした。

「キャラクターの詳細」だと思っていたのです。
物語を妄想するうえで最初に浮かぶのって、
なんとなく登場人物の個性かな、と。
そういった漠然とした『存在』から「目を惹くイベント」に
繋がり、全ての点を線で結ぶため「ストーリーの起承転結」に
行き着くのかな、なんて。最後の文章を書き終え、
紐で綴じた時に初めて、「タイトル」が決められる。
なんとなく、そう思っていたのです。
(ちなみに私はまちまちですが、
    「目を惹くイベント」から始まることが多いです)

今回の『モノラル虹彩』は、どれにも当てはまらない、
「最初の文章」から創り始めました。
つまり、一文目を綴った時点で、
何一つ物語は決まっていませんでした。

「向こう側に迫り出していた夏が見えない。」
なぜこの文章に行き着いたのかは、思い出せません。
ただなんとなく浮かんだ文章を掲げて、
「私はこの文章から何を綴ることができるのだろうか」
そう考え、迫り出していたとは何か、夏が見えないとは
どういうことなのか、ひたすらに考え、
今回の物語が生まれました。

夏の空に迫り出す[せりだす]といえばやはり入道雲だろうか。
見えなくなってしまったのは、曇天となったからだろうか。
陰鬱な曇天、アンニュイな日々を浮かべそうになりましたが、
「それなら少し期待感のある物語をぶつけよう」と。
そして、彼女が生まれます。
そこからどう物語を完結させたのかは、ちょっとナイショ。


私は、口語表現が苦手でした。
「喉の渇くその前に」「よんひくいちは」の段階で、
苦手意識が如実に表れています。
リアリティを求めるあまり、
流れや歯切れの悪い口語表現が続きました。
ただ過去形で示した通り、
最近ようやく分かるようになった気がします。
ほんとのほんとに、なんとなくですが。

何が言いたいかというと、続けていれば上達はするんですね。
原石を磨けば綺麗な宝石に――なんて綺麗事も、事実。
初めから上手なクリエイターはいない、
というのもまた事実でした。
それでもまだまだ上達すると思います。
これだけじゃ満足できませんから。

ところでReadMeおよびあとがきに関しての件、
上手く伝わっておりますか。
フォルダ名を作成する際に「せっかくなら」と
ぶつけてみたのですが、
なかなか投げっぱなしなものになってしまったので、
折角行き着いても「どういう意味?」で終わりそう。
そう思ってしまったのであれば、そのままでも結構です。
またあぁいった試みをする際は、
もう少し分かりやすいものを付属できるよう、
精進してまいります。
また次回作もぜひよろしく。


あ、ふりーむへの感想レビュー!
心の底からお待ちしております。
次回作への活力に繋がりますので・・・!
ほんとうに!よろしくお願いします!