ラブライブ!サンシャイン!!12話の感想


 つい先日、お友達のはみさんと話している際に「μ'sよりAqoursの方が感情移入できるんだけど、なんでだろう」と訊いたところ、『彼女らもラブライバーだからじゃないかな』と言われて、なるほどなぁ、と思いました。

 9/17のラブライブ!サンシャイン!!12話を観た感想文です。

 自分の思ったことは既にほかの誰かが発信していて、今さらどこかの聞きかじりのような言葉をここで呟いても意味がないかな、と思いますのでそういったものは割愛。

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 Twitterのタイムラインを見ていると、千歌ちゃんが羽根を受け取ったことに対して『意志を継いだ』というツイートがちらほらと見えていて、それも感動的だなと思いました。
 ただ、そういうわけじゃないのかな、と思いましたので、ここで呟きます。

 というのも、音ノ木坂在校生の彼女は言っていました。

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「ここには何も残ってなくて。
 ・・・μ'sの人たち、何も残していかなかったらしいです。
 自分たちの物も、優勝の記念品も、記録も。
 物なんかなくても、心は繋がっているから、って。
 ・・・それでいいんだよ、って」


 μ'sの彼女たちは、何も残さずに卒業していきます。
 きっと、Aqoursに託す『意志』なんてものはないと思います。

 『いまここで出会えた奇跡 忘れないで 僕たちの季節』
(※μ's楽曲 『それは僕たちの奇跡』より)

 誰からも受け取らず、誰かに渡すこともなく、『ラブライブ!』という物語は終わったのだと。九人が出会えた喜びを、その奇跡を貴び、幕を下ろしました。やり遂げ、全てを片付けて去った彼女らに、何かを託す気はないんじゃないかな、と。

 そして『キラキラしているもの』を追い求めてスクールアイドルを始めようとしていた彼女に舞い込んできた最初の『奇跡』、それは他ならぬ転校生、梨子ちゃんの登場でした。

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 彼女がやってきたことで『Aqours』は正式に学校から認められ稼働します。
 1話の段階で千歌ちゃんが白い羽根を受け取る描写はありませんが、(キャプチャ直後のシーンで)制服に白い羽根が乗る点を考えると、『梨子ちゃんの登場』ないし『梨子ちゃんそのもの』が『奇跡』だったんだろうな、と考えます。

 そして千歌ちゃんは悩み抜いた末、東京からの帰路途中に答えを見つけます。

「Dear 穂乃果さん。私はμ'sが大好きです。
 普通の子がせいいっぱい輝いていたμ'sを見て、どうしたらそうなれるのか。
 穂乃果さんみたいなリーダーになれるのか、 ずっと考えてきました。
 …やっと分かりました。…私でいいんですよね。
 仲間だけを見て、目の前の景色を見て、まっすぐに走る。
 それがμ'sなんですよね。…それが、輝くことなんですよね。
 だから私は、私の景色を見つけます。
 あなたの背中ではなく、自分だけの景色を探して走ります。
 …みんなと一緒に!
 …いつか、いつか!」


 探し求めていた答えに辿り着いた彼女は、やがて"気付き"ます。
 空を飛ぶ白い鳥の存在、そして舞い降りて来る白い羽根に。

 Dearで綴った穂乃果への言葉は、『いつか』という漠然な言葉で綴じられます。
 きっとこの『いつか』の先には、たとえ千歌ちゃんが思いがけず走らなくとも、言葉なんて続いていないのかな、と思います。
 その先に何が続くのか、千歌ちゃん自身にもわからない、と。
 誰の背中でもない、何が待ち受けているのか分からない先の景色をみんなと一緒に見ることが、『苦悩の終わり』であると同時に、『Aqoursの始まり』であること。
 そして、『キラキラしているもの』であったこと。
 それ以上に、言葉は必要ないのかなと思います。

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 私がμ's以上に感情移入をしてしまうこと、
 彼女たちもラブライバーであることが原因であることは本当に大きいですが、
 私もその先の『キラキラ』を見てみたい、
 自分自身でも掴み取りたい、そう思いました。

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 1期すべてを通して『Aqoursのはじまり』を表すのはなかなか予見できないよなあ、と心底感嘆しました。ポスターを剥がすほどの確信を持った千歌ちゃんなら、きっといろんなものを乗り越えられるんだろうなあ、と思わされます。
 次回、最終回(#13 サンシャイン!)が楽しみ。

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